今回のレジデイは前回の練習問題の解説とメンタルヘルスについてでした!
練習問題の解説に関してはS2の伊藤先生がわかりやすく解説しててくれ、あってた問題でも理解しきれてなかったりなど自分の把握度がわかりました。
また、メンタルヘルスの講義はS3の石原先生にしていただきました。
診療の時は患者中心の医療をアプローチの姿勢でいるが総合診療医・家庭医がメンタルヘルスを診療する意味とは?という話でレジデイがスタートしました。
今回のレクチャーで特に印象に残ったのは北海道の人はゴキブリみても怖がらない?!
…ではなく
「対話」を重視した、オープンダイアローグというものでした。安心安全の確保、フラットな関係性、無知の姿勢、話を遮らない、沈黙も大事な時間。話さなくてはいけないというものをやめよう。対話における意外な方法がたくさんあって、言われれば"あたりまえ"だけども実際やってるかと言われるとなかなかやれていないことばかりで、医療の現場だけでなく実生活でも有用なアプローチだなと大変勉強になりました。
また、呼吸法や10秒間全力で力を入れて一気に力を抜く『漸進的筋弛緩法』、自立訓練法などリラクゼーションの手法を学んだり、不定愁訴、不眠の訴え、医学的に説明困難な身体症状などを一度仕切り直すために用いるMAPSO問診を学びました。
ワークショップでは、総合診療におけるメンタル領域の現場において、ワークショップを通じてメンタルヘルスを必要とするであろう患者さんが来たときに、専攻医のみんながどう感じているか、どう対応しているかの実際を聞くことができました。
専門医に引き継ぐ上でより患者に寄り添ってケアを提供できるところが総診の強みであると思います。
目の前の壁にぶつかったときに戻れる場所『安全基地』という考え方。
人生をみる医療を提供する総合診療医・家庭医である私たちがその『安全基地』になれうる存在となるためにも総合診療医・家庭医がメンタルヘルスを診療することは大きな土台になると感じました。
でも、認知行動療法のくだりでゴキブリが出てくるとは思わなかったなぁ…
文責 S1 西郡