7月17日のレジデイの様子をお伝えします。
「老年医学」、最近その言葉を耳にすることが少し増えましたね。高齢化がますます進行する現代社会において、高齢者を診るスキルは総合診療医において欠かせないものになりそうです。しかし、高齢者の診療というと、様々な基礎疾患をかかえていたり、Bio以外にpsycho,socialの問題を抱えていたりと頭を悩ますことも多く、今一番学ぶべき分野といってもよいのではないでしょうか。
今回はそんな老年医学について、なんと! ハーバード大学医学部 マサチューセッツ総合病院 緩和老年科 樋口先生よりレクチャーいただきました!
僕がレクチャーの中で一番印象に残っていることは、なんといっても、5Ms(matters most ⇒medical ⇒ mind⇒ mobility⇒ multi-complexity)、DEEP-IN を使って評価することです。それらを使って症例を考えていくと、様々な複雑なproblemがあっても今本当に解決すべき問題は何かが浮かび上がってきました。各々の経験を交えながら話し合い、実際の複雑症例の対応をみんなで考えるいい機会になりました。
また、伊藤龍一先生より酸素療法についてのレクチャーと今までの復習テストも行いました!テストは難しいものもありましたが、自分の勉強すべき分野が明確になり、良い復習の機会になりました。
レジデイは週1回 3時間という短い時間ですが、毎回学ぶことが非常に多いです。しっかり復習をして、早速明日から実臨床で生かしていきたいと思うばかりです。
文責 S1 山藤