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2024.07.17

7/10 レジデントデイ開催報告 「診断推論」「リハビリテーション」

TOPお知らせ・教育コンテンツ7/10 レジデントデイ開催報告 「診断推論」「リハビリテーション」

こんにちは!
突然ですが皆さん、総合診療科に対してどんなイメージをお持ちですか?
マルチプロブレムの患者さんをマネジメントして診断するドクターGや患者さんの自宅での生活まで考える家庭医といったイメージでしょうか?
今回のレジデイはそんな総合診療科の強みを学べる、豪華な2本立ての内容でした! 

前半は野口先生の臨床診断推論です!
我々総合診療科では、マルチプロブレム・診断困難例の患者さんの診療をすることが多いですが、駆け出しの私はどの訴えから手をつけて良いか、てんやわんやになることが日常でした。今回の臨床診断推論では多くの訴えのある症例を、ワークショップ形式に検討した後に野口先生のフィードバックをいただくという内容であり。実際の臨床場面を想定しながら取り組むことができました。数ある訴えの中から特異的な訴えを見つける→その訴えが起きる病態を考察し、その病態で他の訴えも説明できるかどうかを検討していく→その鑑別が最もらしいかを検討するというプロセスをとることで、複雑にみえる症例でも診断に近づいていけることを学びました。
またグループでディスカッションしながら、鑑別や病態を推測していくことで、自分だけでは想像つかなかった点にも気づくことができ、普段の診療だけでは得ることのできない学びを得られる藤田総診のレジデイの魅力を再認識しております!

後半は豊岡先生に入院期間を短縮するリハのエッセンスについて講義をしていただきました!
病気の治療は終わったのに退院できない…といった経験をされている先生も多いのではないでしょうか。今回の講義を通して、その原因は本人の希望や家族の希望、自宅のバリアフリーの程度、病状から予測される現実的なADLの到達点の間に乖離があり、そこが上手く噛み合っていなかったからであると腑に落ちました。
まだまだ治療することに目がいきがちですが、患者さんにとっては病気が治ることだけがGoalではなく、病気を治して可能な限り元の生活に戻ることがGoalであることを忘れず、入院時から退院を意識した情報収集、他職種との密な連携をできるようにしていきたいと思います。
退院にむけた準備を意識せずともやっている、そんな医師を目指していきたいです! 

文責 S1 野口

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