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2024.08.17

7/24 レジデントデイ開催報告 「臨床における教育と指導」

TOPお知らせ・教育コンテンツ7/24 レジデントデイ開催報告 「臨床における教育と指導」

    7月24日のレジデイの様子をお伝えします。

    突然ですが、「よい教育」と聞いて何を思い浮かべますか。重要ですが、意外と普段考えることは少ないのではないでしょうか。

    今回は北山周先生より、教育、特に1対1の教育(プリセプティング)についてレクチャーをいただきました。その後、グループに分かれて議論し、症例を用いてロールプレイを行いました。

    レクチャーの中では、プリセプティングの極意を学びました。プリセプティングでは、環境作り→患者診断→学習者診断(評価)→学習者への介入(教育)という一連の流れが重要です。学習者診断という言葉は初耳でしたが、学習者が知識、知識の解釈、問題解決の段階のどこでつまずいているかを探ることを言います。

    評価→教育の流れを行う際には、5 micro skillsやSNAPPSといったフレームを用いることで、学習者の現状と学習目標とのギャップを埋めることができます。ポイントとしては考えを述べさせた上で、すぐに訂正せずその根拠を尋ね、その後一般論や自分であればこうするという指導者の頭の中を開示することです。また、できたことを認めた上で、今後の改善点や学習課題を提案します。

    実際にロールプレイを行った際には、熱心だが内気な学生や診療経験に乏しい研修医にいかにして教育するか実践しました。なかなか難しさも感じましたが、自分の知識を滔々とただ述べるのではなく、フレームを用いて学習者がどこまで理解していて何を知りたいのかを知ることで、限られた時間の中でもより効率的な教育ができると感じました。何度もフレームを意識し、呼吸をするように実践できるようになりたいと思いました。今回のレジデイを通して、教育に対する苦手意識が少し解消されました。

    文責 S1森

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