11月13日のレジデイは亀田ファミリークリニック館山 岡田唯男先生をお招きし、予防医学・健康増進について私たちの疑問に答える形で講義していただきました。
初めに帯状疱疹ワクチン(シングリックス)を患者さんにどう勧めるか、ペアワークをしました。ワクチンのメリットばかりを言ってしまいがちですが、患者さんからするとまず帯状疱疹になったらどうなるのか、そうなるとその人にとってはどう困るのかを考えた上で勧めることが大事だと感じました。
後半は予防医学の4領域(予防接種、スクリーニング、カウンセリング、予防的内服)のうち主にスクリーニングについての内容でした。
何でもかんでも健診を勧めれば良いというわけではないということが目から鱗でした。
それぞれのがん検診でどれくらいがんによる死亡率が下がるのかといったマクロな視点を知った上で、目の前の患者さんにとってその検査を受けることでその人の人生にとって価値があることなのかというミクロな視点を一緒に考えることが大切だと学びました。
確かにどういう人生を生きたいか、は患者さんそれぞれで違うため、今後エビデンスをしっかり把握した上で個別化して診療をすすめていきたいと思います。
文責 S1 牧野