今週のテーマは「1対1の教育〜プリセプティングとフィードバック〜」でした。
まずは、1対1の教育の経験についてグループワークを実施。うまくいったケースや難しかったケースを共有しながら、「個別性」や「関係性の質」が学習効果に大きく影響することを再認識しました。
講義では、教育の基本構造と指導医の役割について整理したうえで、フィードバックの実践的な方法を学びました。
* フィードバックは「目標達成のための調整」であり、叱責ではないこと
* 有効なフィードバックには、頻度・正確さ・具体性・タイミング(FAST feedback)が重要であること
* ポジティブフィードバックは「できたことを認める」ことであり、ネガティブフィードバックは「正しい方向に導く」ことであること
加えて、プリセプティングの実際と、5マイクロスキル(考えを述べさせる/根拠を尋ねる/一般論を示す/間違いを正す/できたことを強化する)について学び、さらにSNAPPSを通して、学習者の考察力を引き出すためのプレゼンテーション手法にも触れました。
レクチャーの終盤には教育者と学習者に分かれ、ロールプレイを通して実際に教育を行う立場としてプリセプティングを実践しました。実際に行う中で講義だけでは感じられない教育の難しさを実感しました。
教育の実践方法を学ぶ機会はとても貴重だと感じます。今回のレクチャーを通して総合診療科ならではの“人を育てる文化"を強く感じました。
文責 村上