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2025.03.05

2/26 レジデントデイ開催報告 「緩和ケア・人生の最終段階におけるケア⑥」

TOPお知らせ・教育コンテンツ2/26 レジデントデイ開催報告 「緩和ケア・人生の最終段階におけるケア⑥」

2月26日のレジデイの開催報告をさせていただきます。

今回のレジデイは、飯塚病院から講師の柏木秀行先生をお招きしてご教授いただき、全6回にわたる緩和ケア学習の最終回でした!!柏木先生は飯塚病院の緩和ケアのレジェンドの先生ですが、そんな柏木先生と全6回も!!講義を通してお話できる機会があるなんて!!なんと幸せなんだ!!!!!

今回の緩和ケアの講義は「事象に対する人間の認知は文脈できまるというお話」(前編)と「解決できない複雑な事例との付き合いは、問いと寛容であるというお話」(後編)でした。

(前編)「死戦期呼吸は苦しいのか?」「終末期のモニターは必要なのか?」それぞれの事象に対して、患者さん、ご家族、病棟Ns、Dr.などなど受け取り方は様々です。しかしその事象に対する認知は、それを受け取る側の文脈で決まってしまいます。そしてどちらもある面からの文脈では正しいのです。我々総合診療医はそれぞれの立場から見た文脈を理解し、傾聴する。そうしてまた患者さん、ご家族、病棟Nsなど、その事象に関わる人たちが、自ら文脈を作っていく手助けをする。そうした連続を通して共通の文脈を作り上げていくというお話でした。

(後編)答えの出そうにない複雑な症例ではあなたは取り付く島を間違っているかもしれない。問いはアクションにつながるものでなければならないし、アクションを取る上で問いに上げるべきでない、触らぬ神の領域もあるはずです。もしあなたが複雑な症例で「悩んでいる」ならば、その問いの質から入り、問うべきこと以外への寛容さを失ってはいけない。Issue driven+negative capabilityのお話でした。

いやあ、どちらも非常に概念的な話ではありますが、こうしたお話を柏木先生の言葉で聞くと、実体験に基づいていて、納得してしまうんですよね!知識を体臭として身につけている、偉大な先達の先生と話す、そんな機会を得れる貴重なレジデントデイもあとわずか!!

残りの学びの機会も全力で駆け抜けます!!そして柏木先生!1年間本当にありがとうございました!!

文責 S1 鬼頭

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